SWFファイルの使用方法

1.HTMLへの組み込み方法
SWF変換するときに[HTML出力]を選択した状態で変換すれば、SWFファイルを組み込んだサンプルのHTMLファイル(拡張子HTM)とJavaScriptファイル(拡張子JS)を作成します。
作成されたHTMLファイル、JavaScriptファイルを参考にしてHTMLファイルを作成してください。
また市販のHTML作成ソフトでもSWFファイルをHTMLに組み込めるものが多いです。

2.SWFファイルの操作
SWFファイルを表示したとき次のような操作が行えます。
・変換元のPowerPointファイルの画面切り替えのタイミングでクリック時を選択したとき、SWFファイルの背景をクリックすると次のスライドへ進みます。
・[ビデオクリック]を選択したとき、SWFファイルのビデオの表示エリアをクリックするとビデオの停止・再開を行えます。
・アニメーションを実行中にSWFファイルの背景でクリックをすると、実行中のアニメーションが飛ばされます。
・図、テキストでオブジェクトの動作設定・クリック時の動作を指定したとき、SWFファイルでその図、テキストをクリックすると指定した動作が行われます。(注1)
・図、テキストでオブジェクトの動作設定・通過時の動作を指定したとき、SWFファイルでその図、テキストを通過すると指定した動作が行われます。(注1)

3.ナビゲーションについて
[ナビゲーションの使用]を選択して変換すると、次のような画面でSWFファイルを操作できるようになります。

(1),(2)インデックスの表示をスクロールします。
(3)インデックスです。クリックすると選択したタイトルのスライドへ移動します。
(1),(2),(3)は[インデックス表示]を選択した状態のときに作成されます。
(1),(2)はインデックスがウィンドウより大きすぎる場合に表示されます。
(4)パワーポイントファイルを変換した結果のSWFファイルの表示領域です。
ナビゲーションを使用しなかったときと同じように、クリックすることによって操作できます。
(5)再生開始・停止します。
(6)先頭のスライドへ移動します。
(7)前のスライドへ移動します。
(8)次のスライドへ移動します。
(9)最後のスライドへ移動します。
(10)現在のスライドの再生している割合をスライダーの位置で表します。
スライダーをドラッグすることにより、スライドの再生を進ませたり、巻き戻したりできます。
ドラッグすると再生はいったん停止します。(5)のボタンで再生を再開してください。
(11)スライダーの目盛りをクリックすることによってスライダーがクリックされた方へ移動します。
クリックすると再生はいったん停止します。(5)のボタンで再生を再開してください。
(12)サウンドのON/OFFを制御します。

4.生成されたSWFファイルを外部から利用するとき
生成されたSWFファイルをMacroMediaFlashのloadMovieなどを使用して外部から利用することができます。
以下の(1),(2)は1.03以降で生成したSWFファイルに対応しています。
(1)特定のスライドへの移動方法
SWFファイルには特定のスライドへ移動できるようにラベルを付加しています。
スライド1には"L1"、スライド2には"L2"という具合です。
"END"は特別なラベルで再生の最後を表します。
STOPの直後にもラベルがあります。ラベル名は"Sn"です。
nが1〜STOPの数になります。たとえば1番目のSTOPの後には"S1"のラベルがつきます。
10番目のSTOPの後には"S10"のラベルがつきます。
(2)現在の状況を知る方法
SWFファイルには変数が書き込まれています。
その変数を参照することによって現在の状況がわかります。
framestart:現在のスライドの最初のフレーム
frameend:現在のスライドの最後のフレーム
lastslide:最後のスライドを表す文字列 スライド5の場合は"5.0"というように".0"が後ろにつく。
nowslide:現在のスライドを表す文字列 スライド3の場合は"3.END"というように".END"が後ろにつく。
nextslide:次のスライドを表す文字列 スライド5の場合は"5.0"というように".0"が後ろにつく。
次のスライドがない場合には"END"になる。
prevslide:前のスライドを表す文字列 スライド5の場合は"5.0"というように".0"が後ろにつく。
stopcount:STOPの数が入っています。

(注1)変換する動作は一部です。詳しくはヘルプファイルの[オブジェクトの動作設定]をご覧ください。